『神様のカルテ2』と言う映画

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●内容

緊急医療病院で激務の日々を送る若き医師と彼をとりまく同僚・家族の物語

●感想

いい意味で主役の桜井君の存在感が薄くなっていたのが良かったと思います。主人公の同期で今回彼の病院に赴任してきた医師を演じた藤原竜也が主役 の存在を消した張本人。非常に印象的でした。1年に3日しか休んでいないような働き方をする主人公に対して藤原竜也が言う「狂ってると思わないか?お前が 病院にいる間に家族は?」の言葉は妙に心に響き、後になぜ彼がこの言葉を投げたかがわかった時点でも非常に考えさせられました。これは医療現場の話ではな く、全ての働き人の仕事とそれ以外の時間とのバランスをどうとるかという視点で見るべき映画なのではないかと思います。主人公と同じく激務をこなし倒れて しまう柄本明演じるベテラン医師が死ぬ淵にあって初めて妻とゆっくりした時間を共有する場面にも泣けてしまいましたね。そのために周りの医師たちが行うあ る仕掛けは少し大袈裟ですがこのファンタジーとして見ればOkなのかな。前作で面白い箇所であったあの下宿の住人たちとのやりとりは今回は不発でした。真 キャラとして登場した濱田岳もうまく活かされていなかったのも残念です。藤原竜也夫妻の物語が印象強すぎて、何があっても天使のように主人公を見つめる宮 崎あおい演じる出来過ぎた妻に少し違和感を感じたのも正直な思いです。次回作があるとすれば彼女が感情を爆発させる場面を作ってあげて欲しいと思います。 宮崎あおいがこういうファンタジーに包まれた理想妻をどの作品でも引きうけている印象がありますが、そろそろそういう役回りを卒業させてあげたいですね、 余計なお世話ですが。