『リベンジ・マッチ』と言う映画

昨日、夜遅くレイトにて鑑賞。
ボクシング映画の名作の主演imgres2大スターが激突!

ロバート・デ・ニーロ シルべスター・スタローン
「リベンジ・マッチ」GRUDGE MATCH

かつて80年代に名ボクサーとして活躍したキッドとレーザー。
試合においても女性関係において何から何まで仲の悪いライバル。
そんな2人も今は引退して老いた身。
ひょんな事で再びリングに立ち試合をする事に。

デ・ニーロとスタローン!
過去に「コップランド」でも共演はしてますが、ダブル主演では初。
しかも老いた2人がボクシングで対決?

「ロッキー」と「レイジング・ブル」
このボクサーを主人公にした名作。
どちらも好きな作品だけど内容は凄く対照的。
方やアメリカンドリームと呼ばれる栄光を掴む話
方や栄光を掴んだが次第にどん底に落ちる話
どちらも人生観を語る上で教訓になった。

最初、この映画の情報を初めて聞いたとき、
これって2人の代表作「ロッキー」と「レイジング・ブル」への自虐的なパロディか?
と思いました。

その通り、年老いた2人が体に鞭を打ちながらも対決。
2人とも昔から多くの出演作見てきましたが、年月立つのも早いものでシルバ-なお年に。
そんな老体を皮肉るような自虐的なコメディw

「ロッキー」と「レイジング・ブル」へのパロディなシーンも所々あり。
あのスタローンがランニングを怠けたり生卵を飲むのを辛そうにしたり(ロッキーですね)、
デ・ニーロが苦しそうに懸垂したり(これはタクシードライバーかな)、でっぷり出たお腹をやたら馬鹿にされたり(レイジングブルで役作りした肥満体形が今はリアルに)
こういったかつての主演作品へのセルフパロディには受けましたわ(笑)

でも、こういった笑いはくど過ぎずに、さらりと流してるのが返って良かったと思う。
見る前のイメージと違って思ってたより良かったのは、ライバル同士である2人のドラマ性が高かかった事。
この作品の中での2人は宿命のライバル。とにかく仲が悪い。
ライバル同士というのは、敵同士でありながらも切っても切れない仲。
後半は思いもよらない熱い展開があります!

クライマックスの試合シーン。
これが意外と見応えあり。
一部スタント使ってたかどうか知りませんが、デ・ニーロとスタローンの迫力のファイトシーンは良かったと思う。

どっちが勝ったか?
それは申しませんが、心憎い上手い展開を見せてくれます。

監督はピーター・シーガル。
デビュー作が当時人気の大ヒットコメディシリーズ「裸の銃を持つ男PART33 1/3 」(懐かしい!)
新しいところではスパイコメディ「ゲット スマート」(これはかなり受けました)
コメディで定評のある監督ですが、本作のように笑いもありながら熱さと感動もあるのは「ロンゲスト・ヤード」に近いかな。

キッド役のロバート・デ・ニーロ
最近はどちらかと言えば脇の方でよく見かけます。
良い作品もあるけど、イマイチな作品も多し。
若い頃は厳選して出演してたけど、近年は落ち着いた年齢なのもあるのかな?
主演作では「マラヴィータ」は残念な出来だし、「グリフィン家のウエディングノート」「キリングゲーム」は見逃したのでどうか言えませんが、主演クラスでは久々の当たりではないかと思う。

レーザー役のシルべスター・スタローン。
その前に見た「大脱出」は最高でした。
スタローンは最近の活躍ぶりを見てるせいか、そんなに老いたイメージが無いんですね。
「エクスペンダブルズ」シリーズや「バレット」などアクションでは現役。
今回の役柄、「ロッキー6」にもかなり近い。
今回の映画は完全コメディと思ったもんで、過去作でコメディに何度か挑戦して失敗したスタローンだけに心配したけど、本作は監督もよく作品的に恵まれたと思う。
スタローンにしては、久々にアクション系ではない作品。

デ・ニーロとスタローンがどちらも二枚看板として確立してるのがいい。
それも脇役陣が上手く繋げていたのが大きい。

スタローンの元恋人であり、デ・ニーロの息子の母親であるヒロインのキム・ベイシンガー。
久々に見ましたキム・ベイシンガー。
主演作は多く結構見てますが、007好きな私からしたら「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のボンドガール。これで一躍注目を浴びて売れ出した女優さん。
もう60過ぎてますが、それにしてはまだ美しさは健在。

デ・ニーロとスタローンを引き合わせるプロモーター役のケヴィン・ハート。
出演作は1作ほどしか見てなくて知らなかったですが、この物語の進行役的なキャラ。
一昔前によく見た黒人俳優独特のご陽気キャラ。こんなキャラも久々な感じもする。

スタローンの親友でトレーナー役のアラン・アーキン。
ますます味のある名優になってますね。
去年見た「ミッドナイトガイズ」は最高で、本作もそうですがオモシロ爺さん役はもはや定番と化して味があります。

デ・二ーロの息子役のジョン・バーンサル。
脇でちょくちょく見かけたことのある役者。海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でもご存知。
今回はトレーナーを買って出て親子の絆を取り戻すドラマが良かった。

実は周りの脇の役者たちのキャラがしっかりしてて、
2人の主役を盛り立て、この作品を支えてたように思う。

「リベンジ・マッチ」
本国アメリカでは大コケで評判も散々だったようですが、
私は意外とそんなに悪い作品ではなかった(逆に評判良くても個人的にダメなのもありますが)
笑いあり涙あり、見る前と印象が違って良かった。

私もそうですが、デ・ニーロとスタローンを昔から好きな方にはおススメではないかと思う。