「鑑定人と顔のない依頼人」という映画

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『ニューシネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作を観てきました。

物語の発想は、監督が20年前に聞いた“広場恐怖症”の女性の話しを聞いたこと。

それに、単純な外観に秘められた複雑な仕掛けの“からくり人形”の話しが絡み合って出来上がった作品。

書いてる最中からジェフリー・ラッシュをイメージしていたと言う。

ジェフリーはそんな監督の熱い想いに見事な演技で応えていました。

その他の出演者は、顔のない依頼人の若い女性がシルヴィア・ホークス、

修繕の天才の若者がジム・スタージェス、オークションの相棒にドナルド・サザーランドなど…

物語は、屋敷の隠し部屋に閉じこもる“広場恐怖症”の謎の依頼人の若い女性。

彼女に心を奪われていく天才オークション鑑定士。

2人の心が近づいた時、女は突然姿を消す。

鑑定士の大切なコレクションと共に。

残ったのは復元したからくり人形だけ…。

人間嫌いで芸術品しか愛せない偏屈独身鑑定士と、

同じ様な閉じこもりの女性の出会いと別れの物語でした。

最後に更なる謎を残して映画は終わりました。

本当の物語は、そこから始まるようです。

“いかなる贋作にも、本物が存在する”

そして、愛を偽る事が可能なら、愛も芸術品と同じ様に贋物でも本物がある。