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寂しい気持ちには変わりはない。
でもそんなことじゃいけない、と自分に言い聞かせてから振り向いて
「じゃ元気でな。次は東京で待ってるからな。
 理子も奈々もそれまでにちゃんと勉強しなくちゃ。がんばれよ。
 達也も元気でな、それと頼むな。」
「おう、任せておけって。ユウも元気でな。」
「じゃ奈々、理子のこと頼むな。」
「がんばって勉強するから。ユウ君も浮気しちゃだめだよ。」
「しないよ。じゃ、理子も元気で。オペークドットクリップ通販電話とか、メール、いっぱいするからね。
 勉強もがんばって奈々に負けるなよ。」
「わかってるって。じゃいってらっしゃい、ユウ君。」
「いってきまーす、理子。」
「お前ら夫婦か。」
「そんなんじゃないよ、な、理子。
 それじゃほんとにありがとう。みんな元気でな。」
出てくる言葉はくり返しばかり。
後ろにみんなの視線を感じながら僕は歩き始めた。
きっと電車に乗ってすぐに理子にメールするだろうなと思いながら。
8月の夕暮れはまだまだ暑い日差しを残していた。