アメリカ戦での世紀の誤審、韓国

アメリカ戦での世紀の誤審、韓国相手の連敗、2次リーグ敗退危機という多くの試練を乗り越えた寄せ集めの王JAPANはわずか1ヶ月の間に、イチローが言うように『このままのチームでも大リーグでやっていける』という素晴らしいチームへと成長した。個々にしてもチームにしても、このチームはやられたらやり返すという強い精神力が備わっていた。恵比寿の賃貸2次リーグの米国戦・韓国戦で共に最後の打者になってしまった多村は準決勝でダメ押しのホームランを打ったし、不振にあえぎスタメンを外された福留は準決勝・決勝ともチャンスに代打で登場し、値千金の一打を放った。2次リーグ韓国戦で痛恨の落球を犯した今江は決勝で初回に2点タイムリーを放ち、前述の川崎はエラーの後、イチローのライト前ヒットの際、好走塁で本塁に生還した。長いスパンで見れば自らの短期決戦での不振により2年連続で王監督を胴上げできなかった松中は4番として、このWBCでは4割以上の打率を残し、シドニー・アテネと重要な試合に負け続けた松坂は決勝で快投を演じ、MVPに輝いた。