『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』と言う映画

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原作は東直己さんの『ススキノ探偵シリーズ 探偵はひとりぼっち』。

私、前作よりこっちの方が好きだったかも。その割に、見てる途中、寝落ちしかけたが(^_^;)。橡脇が、事情を、探偵に説明しているところで。

ざっくり粗筋を書くと。
探偵と仲の良かったオカマのマサコちゃんが殺される。調べていくと、彼の死には、原発反対派の有力政治家・橡脇が関わっているのではないか?と分 かる。バイセクシャルの橡脇は若かりし頃、マサコと愛人関係にあった。アマチュアのマジック大会に出場し優勝し、有名になったマサコ。彼が有名になり、ス キャンダルになることを懸念して、橡脇陣営がマサコを殺したのではないか?との疑念がわく。探偵がこの事件を調べていると、同じようにこの事件を調べる、 人気ヴァイオリニストの弓子という人物に遭遇。弓子は「マサコは、私の力になってくれたファンだ。」といい、マサコの死の真相をどうしても知りたいの だ・・という。

橡脇陣営、反橡脇派、そして、探偵を殺せば、橡脇から便宜を図ってもらえると思っているフリーの奴らが、総まとめで、探偵を狙ってくる。探偵は、相棒の高田と危機を乗り越え。無事、事件の真相に辿りつけるのか?

そんな話。

そんな話なのだが、ハードボイルド映画は、酒!女!アクション!で良いのだと思うので、そんな難しいコトは考えなくて良いと思う(笑)。
大泉洋氏が探偵役なので、原作より、コメディ調になってる・・とは思う。原作は、もっとハードボイルド寄りだったような記憶が。

気の優しいオカマのマサコちゃんをゴリさんが演じているのだが、それが合っていて可愛かった。
元カレ橡脇(渡部篤郎)との再会のシーンが好きなんだ。有名政治家が、プライベートでオカマに花持って来てる現場など、写真週刊誌に撮られたらえ らいコトだろうから、「行って!行って!」と早く帰そうとするマサコに対して、名残惜しそうな橡脇。橡脇が、おずおずと手を差し出してマサコちゃんが握手 する。このシーンがとても好き。橡脇は、キスくらいしてくれると思ったのかなぁ。

探偵の拷問(?)に使ったスキージャンプのシーンがくだらなくて好きです。探偵さん、良く飛べたな。その後、車の中で、固まっているのだが。よほど怖かったのであろう(^_^;)。

これ、殺人の動機がイマイチハッキリしないのだが、学生は「オカマなんてみんなクズだから」と言っていたから、クズの排除的なコトで殺した・・・ で良いのだろうか?ホームレスを集団で襲っちゃう若者・・的な殺人動悸で良いの?そこがイマイチハッキリしなかったのだが。でも、学生は、橡脇陣営でも、 反橡脇でもないよね?

相変わらず、いい味を出していた、バイセクシャルの新聞記者・松尾の田口トモロヲ。松尾と探偵の会話のシーンの演出が面白かったな。あれ、どう やって撮影してるの?婉曲した金属・・缶の表面みたいなものに映してるのかな?歪んで写る松尾と探偵が、移動してゆっくり入れ替わって行く。
そういえば。WOWOW版で1作目を見たら、松尾の男性同士の絡みの部分(写真のやつ)は、全部カットされてたんですね(^_^;)。どうりで、 地上波で見た時、「写真が何だったのか、ハッキリしねえな?」と思ったんだ。あぁ、カットしなくちゃマズイはな、これ。(そもそもこの映画、WOWOW基 準では、PG12と表示されます)

私ゃ、この探偵さんと新聞記者さんの関係が結構気になるのだが、そんな薄い本は見たコトがない!(笑) あるのは高田と探偵の本ばかり(そら、普通そうだよ!私がSHERLOCKで「何で、シャロとレストレイドの本がないんだ?」というくらい、そりゃ、そうだよ)。
松尾は、原作にも出て来るのだが、田口氏はこの役合っていると思う。敏腕記者なんだろうが、記事を取るためには、おそらく平気でイレギュラーなコトをする・・そんな感じのブン屋。正義ではないところが良い。

今回は、冒頭の探偵さんと巨乳美女のセックスシーンは、地上波で放送する際、ほぼカットだよね(^_^;)。地上波では、付き合った後、イキナリフラれるような感じになってるかも知れない。
この探偵さん男女問わず、意外にモテるね。何でだろう?さほど恰好良くもないのに・・・。

室蘭の聞き込み調査の時。マサコちゃんと仲良しだったトオルのところへ行った時。トオルが美容師見習い(実家が、美容室らしい)で働いており、そ こで、探偵が髪を切ってもらおうとして、トオルが「この髪は、僕の手にはおえません。」と言い、高田が「そりゃ、そうだよね・・・」と言い、その後、探偵 が「縮毛矯正ってあります?」と訊くのだが。「縮毛矯正~」の部分は大泉氏のアドリブだろうか?大泉氏の台詞のあと、トオル役の役者さんが、明らかに、 ちょっと戸惑って、一拍間が空いて、「そういうものはちょっと・・・」と言うので。

市電が全面協力しているのだが。あんなバトルってるのに、平然と走ってる市電がスゲエ(^_^;)。鉄道警察的な人は、市電にはいないんでしょうか?誰も止めない(笑)。しかも、運転手さんも平然と電車を走らせている。ガッツあるな、市電!

出て来る喫茶店のナポリタンが本当にマズそう。何だろう?あの昔懐かしいソフト麺っぽい感じで、アルデンテもクソもあったもんじゃないナポリタン。それを、弓子ちゃんは、スゲエ汚く食う(笑)。ズルズルズル~と。

高田が頑丈過ぎる。探偵に「ターミネーターか!」と言われていたが、確かにな。頭かち割られてるのに、平然としてるって何なのだろう?そして、松田龍平は、何を演じても松田龍平だなっ!

オカマショーパブのママを篠井英介氏が演じていて嬉しかった。フローラちゃん。美人でしっかりしてそうなママだよね。

渡部篤郎なので、コイツが犯人ではないだろう・・・と思っていたが、篤郎さんの橡脇は、やっぱり、そんなに嫌な奴ではなかった。てか、やり方はともかく、真っ直ぐな人ではあるよね。もう少し、嫌な奴でも良かったような気はする。

そんな感じでした。アクションは、結構ちゃんとしているので、見ていて楽しいです。